名もなき世界に、
ひかりを
瞬く間にIndeedに席巻されたかにみえた求人メディア。 しかし、採用が楽になったという話は、いまひとつ聞こえてきません。
それもそのはず、労働人口は、減少の一途。 私たちは、少ないパイをいまも昔もとり合っているのです。
Indeedを筆頭に、AIやHRテックがさらなる進化を遂げようとも
人の気持ちがからみ合う採用が、いとも簡単に決まることはないでしょう。
採用における人の心理は、あいもかわらず複雑で、
容易にときほぐせるものではないのです。
今後も数多の採用手法が、泡沫のように生まれては消え、 私たちのはたらき方も、今まで以上に多様性を見るのでしょう。
そんな来るべき採用カオスの新時代、 リクルーティング・パートナーズは、 採用の行く先をあらためて見定めることにしました。
HR-A (Human Resource-Attracting) “企業がもつ潜在的な魅力を見つけ出し、磨き上げ、 採用にかかわる人たちを惹きつける”こと。
私たちが行きついた答えです。
HRテックは、多くの企業に発信力をもたらしました。
しかし、その発信力は、知名度や採用への投資金額にいまだ左右されるもの。
私たちが手を携えるべき九州の片隅にある町工場や
勢いはあれど知名度が追いつかないお取引先にとって、
魅力を伝えたい求職者へ思いを届けることは、まだまだ至難の業なのです。
採用を生業として数十年。
地方に身をおきつづけた人材企業だからこそ
知りえたことかもしれません。
名もなき青年が、名もなき企業へ就職し、
まばゆいばかりに開花する、奇跡のような瞬間を。
その一欠片の奇跡をたぐりよせたのは、
はたらく人たちも気づかなかった企業の魅力であるという事実を。
千変万化の採用業界にあってなお、変わらないのは、
人の心と、その企業だけが持つオリジナルの輝きだということを。
ともすれば、企業の魅力を見つけ出し、磨き上げる
“HR-A”という考え方は、古めかしく聞こえるかもしれません。
けれど、変わらぬものにこそ普遍性は宿るもの。
私たちは、ひとえにHR-Aを信じ、
名もなき世界に光を灯しつづけていきたいと思います。